3mix(ミックス)とは、虫歯の大きい歯に抗菌剤をもちいる治療方法です。虫歯が非常に大きく進行して
しまい、歯髄に近く、このまま虫歯の菌に感染された部分を削っていくと
歯髄と交通してしまうような場合に抗菌剤を用います。抗菌剤をもちいた治療は次の流れで行います。
壁に抗菌剤をしいてふたをします。そのまま半年ほどおいて、抗菌剤により歯のなかの組織が充分に
消毒され修復機構が働いて歯髄との間の壁が厚くなるのをまちます。
再度ふたをあけていきます。この時、歯髄との間に充分な壁ができていれば歯髄と交通することは
ありません。歯髄が保護されたことを確認できたそこをしっかりシールして詰め物やかぶせ物をします。
3種類の抗生物質はそれぞれ内科や外科や産婦人科で内服薬として使われている薬です。3種類の薬をまぜる
ことにより虫歯に関連した様々な菌に効くといわれています。使う量は1錠の100分の1ほどの少量です。
また、経過を診ている間も接着力のある材料でふさいでおきますので薬がもれていくことのないようにしています。
歯髄保護が難しいとき
しかしながら虫歯の菌による感染があまりに大きい場合には、この治療の途中で、しみてきたり、痛みがでてきた
りすることがあります。またこのような症状が後になってでてくることもあります。その時は早めに申し出てくだ
さい。このような場合には残念ながら歯髄をとらなくてはならないことがあります。しかし少しでも可能性がある
のであるのなら、当院ではできるだけ歯髄をとらないようにと考えています。
歯髄保護した歯の予後
口のなかにはさまざまな細菌がいます。せっかく抗菌剤をもちいて歯髄を保護しても、つめ物やかぶせ物の周りから
二次的な虫歯による再感染をおこしてはとても残念です。当院ではできるだけ精密に型をとり、歯になじみがよく、
適合性、封鎖性のよい金属を唾液などで溶けにくいレジン系の接着材でセットしていくことをすすめています。これ
は保険の適用外になり、費用はつめ物やかぶせものの大きさによっても異なりますので、希望のある患者さんは確認
してください。おおよそ、35000円から65000円です。また部位によって、セラミックの白い歯を希望され
る患者さんは別になりますのでこれも確認してください。また、その後のメインテナンスもとても大切です。定期的
な検診と、専任衛生士によるプラークコントロールをすすめています。