歯の移植
残念ながら歯をぬかなくてはならなくなってしまった場合、その後の処置として、池袋歯科ではかみ合わせ に参加していない親知らず等を、抜いた場所に植えかえる、移植治療をおこなっております。
 
移植治療の利点
  • ブリッジによる治療のように、隣の歯をけずることなく歯のない部分を補うことができます。
  • もとの自分の歯と同じように、歯のまわりの 重要な細胞、組織もでき、感覚も再生するので、他の歯と同じように使うことができます。
 
移植治療はどのような時に適応か
  • かみ合わせに関係していないあまった歯がある。
  • その歯の大きさや形が充分である。
  • その歯を傷をつけずに抜くことができる。
  • その歯が複雑な根の形態をしていない。
  • 充分な幅と高さと密度の骨がある。
 
移植治療の流れ
1. 移植治療が可能かどうかレントゲン等をもちいて診断します。 移植はどんな歯でもできるわけではありません。移植に適しているかしっかり診断しなければいけません。
 
2. 部分的な麻酔下で移植する歯を傷つけることのないよう、ゆっくり、抜きます。
3. 移植歯を埋める部分の骨を、移植歯にあったかたちに削ります。
 
4. 移植歯を植えます(このまま3週間ほど、消毒をしながらしっかりついてくるか経過をみます。感染のないよう、注意していかなくてはいけません。)
 
5. 移植治療が可能かどうかレントゲン等をもちいて診断します。
6. 根の治療をしていきます移植歯は抜いた段階で、神経血管組織が断裂することになりますので、根の治療が必要になります。
 
7. 型をとってかぶせていきます。
 
8. 移植一年後
 
移植にかかる費用
移植治療は小さなお子さんの歯を除いて、保険の適用範囲外になります。 移植にかかる費用として1本110,000円(税込)、その後、その歯をかぶせる冠などの費用として、55,000円(税込)から71,500円(税込)をいただいております。
 
移植治療をした歯の予後
移植した歯がついてくる過程で感染がおきてつかなかったり、移植した歯が少しずつ吸収してきたり、骨と癒着してしまった場合には良好な予後を期待することは難しく、早めの処置が大切です。
また、治療ののちも、定期的なメインテナンスを行いながら、レントゲンをによるチェックをふくめ、長期的に経過をおっていくことが大切です。
 
移植後10年経過
 
 
 
 
ページトップへ